※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。記事内容はすべて筆者の独自調査にもとづいています。
📑 この記事の目次
空き家になった実家を売らずに賃貸に出すという選択肢。家賃収入を得ながら資産を維持する方法を解説します。
目次
賃貸に出すまでの流れ
- 管理会社に相談 — 家賃査定・リフォーム提案
- 必要なリフォーム — 水回り・壁紙・清掃
- 賃貸契約の形態を決定 — 普通借家 or 定期借家
- 入居者募集 — 管理会社がポータルサイトに掲載
- 契約・引渡し
初期費用と収支
- リフォーム費用:50〜200万円(築年数・状態による)
- 管理委託費:家賃の5%程度
- 仲介手数料:家賃1ヶ月分
- 家賃収入:地方で月4〜8万円、都市部で月8〜15万円が目安
確定申告のやり方
家賃収入は不動産所得として確定申告が必要です。
不動産所得 = 家賃収入 − 必要経費
- 経費に計上できるもの:管理費・修繕費・減価償却費・固定資産税・火災保険料・ローン利息
- 青色申告すると10万円の特別控除
普通借家 vs 定期借家
| 項目 | 普通借家 | 定期借家 |
|---|---|---|
| 契約期間 | 2年(自動更新) | 契約で定めた期間 |
| 解約 | 貸主からの解約が困難 | 期間満了で終了 |
| 家賃 | 相場どおり | やや低め |
| おすすめ | 長期安定収入を目指す | 将来使う予定がある場合 |
よくある質問(FAQ)
遠方に住んでいても管理できる?
管理会社に全て委託すれば遠方でも問題ありません。管理委託費は家賃の5%程度です。
空室が続いたらどうなる?
家賃収入がなくても固定資産税や管理費は発生します。空室のリスクを考慮した資金計画が重要です。
まとめ
実家の賃貸は家賃収入を得つつ資産を維持できる方法。定期借家なら将来の利用も柔軟に対応できます。まずは管理会社に相談しましょう。
関連記事
実家賃貸化の収支・投資回収シミュレーション
「実家を売らずに賃貸に出す」場合、初期リフォーム費用を何年で回収できるかが最大の判断基準です。築35年の一般的な木造戸建てをモデルケースとして試算しました。
| 項目 | 試算金額(目安) | 内訳・備考 |
|---|---|---|
| 初期リフォーム費用 | 180万円 | 水回り交換・クロス張替え・クリーニング |
| 想定月額家賃 | 7.5万円 | 地方都市・郊外の戸建て相場 |
| 年間家賃収入(満室時) | 90万円 | 7.5万円 × 12か月 |
| 年間経費(固定資産税・管理費等) | 約20万円 | 管理委託費(5%)+固定資産税+火災保険 |
| 年間手取り収入 | 約70万円 | 実質利回り 約4.5%(物件価値を考慮しない場合) |
| 初期投資の回収期間 | 約2.6年 | 3年目以降から純利益化 |
「普通借家」と「定期借家」の違い — 実家賃貸の必須知識
実家を貸す上で最も警戒すべきは、「貸した後に親や自分が実家を使いたくなっても、借主に出て行ってもらえない」というトラブルです。
| 比較項目 | 普通借家契約 | 定期借家契約 |
|---|---|---|
| 契約期間の終了 | 借主が希望すれば原則自動更新 | 期間満了で確実に退去(更新なし) |
| 貸主からの解約 | 「正当事由」がない限り解約不可 | 事前通知で確実に明渡し請求可能 |
| 家賃設定 | 相場通りで貸しやすい | 相場より1〜2割安くなる傾向 |
| 実家活用の適性 | 将来も売却・自己使用の予定がない場合 | 「5年後に売却する」「親が戻るかも」という場合に最適 |
サブリース契約(一括借り上げ)に潜む3大リスク
不動産会社から「家賃を保証します」と提案されるサブリース契約ですが、空き家所有者との間でトラブルが急増しています。
- 免責期間(フリーレント)の存在:契約後最初の2〜3か月間は入居者が決まっても家賃が支払われない特約が多い。
- 数年ごとの賃料減額請求:借地借家法により、不動産会社側から「周辺相場の下落」を理由に保証家賃の値下げを要求される。
- 高額な原状回復費用の請求:退去時の修繕や設備更新において、会社指定の高額な工事を強制されるケースが後を絶ちません。
実家を「賃貸」に出すか「売却」するかの判断基準
迷ったときは、以下の4つのチェックポイントで判断しましょう。
✅ 賃貸が向いているケース
- 駅徒歩15分圏内または駐車場が2台分ある
- リフォーム費用が200万円以下で収まる
- 思い出の実家を将来的に残したい
- 定期的な副収入(年金の上乗せ)が欲しい
⚠️ 売却を優先すべきケース
- 築40年以上で耐震性・給配水管の劣化が激しい
- 賃貸需要が極めて低い過疎地域にある
- 相続人が複数おり、現金を均等に分割したい
- 空き家譲渡の3,000万円特別控除を使いたい(相続後3年以内)
