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「エンディングノート」と聞くと、まだ先のことと感じるかもしれません。しかし50代こそ書き始めるベストタイミングです。体力も判断力も十分なうちに、自分の想いと情報を整理しておくことが、家族への最大の贈り物になります。

エンディングノートとは?遺言書との違い

エンディングノート 遺言書
法的効力 なし あり
内容 自分の希望・情報を自由に記録 財産分配の指定
書式 自由(何でもOK) 法律で定められた書式
費用 0円〜1,500円程度 公正証書の場合 数万円
変更 いつでも自由に修正可能 再作成が必要
補足

エンディングノートは遺言書の代わりにはなりませんが、遺言書を作成するための「下書き」としても活用できます。まずはエンディングノートで情報を整理し、必要に応じて正式な遺言書を作成するのがおすすめです。

50代で書き始めるべき3つの理由

① 体力・判断力が十分なうちに整理できる

膨大な情報を整理するには時間と気力が必要です。70代・80代になってからでは書くこと自体が負担に。50代なら余裕を持って取り組めます

② 自分の人生を振り返る良い機会になる

エンディングノートを書く過程で「これからの10年をどう生きたいか」を考えるきっかけになります。終活は「終わり」ではなく「これから」を考える活動です。

③ 家族が困らないための情報共有ができる

銀行口座、保険、デジタルアカウント…。本人以外は把握していない情報が山ほどあります。万が一のとき、家族が「何もわからない」状況を防ぐことができます。

書くべき項目一覧

以下のチェックリストを参考に、書ける項目から始めましょう。一度に全部書く必要はありません。

📋 基本情報

  • 氏名・生年月日・血液型
  • 本籍地・現住所
  • マイナンバー(保管場所のみ記載)
  • 運転免許証・パスポート番号

💰 お金・資産の情報

  • 銀行口座一覧(銀行名・支店・口座番号)
  • クレジットカード一覧
  • 証券口座(iDeCo・NISA含む)
  • 生命保険・医療保険の証券情報
  • 不動産の情報
  • 借入金・ローンの有無
  • 年金手帳の保管場所

🏥 医療・介護の希望

  • かかりつけ医・持病・アレルギー
  • 延命治療についての希望
  • 臓器提供・献体の意思
  • 介護の希望(在宅 or 施設)
  • 認知症になった場合の希望

⛩️ 葬儀・お墓の希望

  • 葬儀の形式(家族葬・一般葬 etc.)
  • 葬儀社の希望(あれば)
  • 遺影に使ってほしい写真
  • お墓の有無・希望(散骨・樹木葬 etc.)

📱 デジタル情報

  • スマホ・PCのパスワード
  • メールアカウント
  • SNSアカウント(Facebook、LINE等)
  • 有料サブスクリプション一覧
  • 写真・データの保管場所

💌 大切な人へのメッセージ

  • 配偶者へのメッセージ
  • 子どもへのメッセージ
  • 友人・知人への連絡先リスト
注意

パスワードや暗証番号を書く場合は、ノートの保管場所を家族に伝え、安全な場所に保管してください。金庫や施錠できる引き出しがおすすめです。

挫折しない書き方のコツ

① 完璧を目指さない

全項目を一気に埋めようとすると挫折します。「今日は銀行口座だけ」「来週は保険だけ」と小分けにするのがコツ。

② 鉛筆で書く(修正前提で)

エンディングノートは「書いたら終わり」ではなく、定期的に更新するもの。修正しやすいよう、鉛筆やフリクションペンで書くのがおすすめです。

③ 年に1回「見直しの日」を決める

誕生日や正月など、年に1回は見直す日を決めておくと最新の状態を保てます。

おすすめエンディングノート 比較

商品名 価格 ページ数 特徴 おすすめ度
コクヨ エンディングノート
「もしもの時に役立つノート」
約1,200円 64ページ 項目が多く網羅的。ディスク収納ポケット付き ⭐⭐⭐
はじめてのエンディングノート
(学研)
約1,000円 80ページ 書き方ガイド付きで初心者向け ⭐⭐⭐
自分史年表+
エンディングノート(DAISO)
110円 32ページ 必要最低限。まずお試しで始めたい方に ⭐⭐
無料テンプレート
(自治体・NPO配布)
無料 様々 PDFダウンロード。お住まいの市区町村HPを確認 ⭐⭐
おすすめ

最初はDAISOの110円ノートでお試し → 本格的に書くならコクヨの「もしもの時に役立つノート」がベスト。項目が体系的に整理されていて書きやすいです。

デジタル遺品の整理方法

デジタル遺品とは?

スマホ、PC、ネット上に残る個人の情報やアカウントのこと。放置すると不正利用のリスクや、有料サービスの課金が続く問題があります。

整理すべきデジタル遺品リスト

カテゴリ 具体例 対策
金融関連 ネット銀行、証券口座、暗号資産 アカウント情報をノートに記載
SNS Facebook、X、Instagram、LINE 追悼アカウント設定 or 削除方法を明記
サブスク Netflix、Spotify、Adobe等 一覧を作成。解約方法をメモ
写真・動画 Google Photos、iCloud 大切なデータの保管場所を共有
スマホ ロック解除パスコード 信頼できる家族に伝えておく

よくある質問

    エンディングノートは何歳から書くべき?

    早ければ早いほど良いですが、現実的には50代がベストタイミングです。子どもの独立、親の介護・相続など、人生の転換期にあたり、整理すべき情報が具体的になります。

    家族に見せるべき?

    「ノートの存在と保管場所」は必ず家族に伝えましょう。内容を全部見せる必要はありませんが、医療・お金の情報は共有しておくと万が一の際に助かります。

    アプリでもいい?紙でなければダメ?

    アプリでも構いません。ただし、スマホのロック解除ができないと中身を見られないリスクがあります。金融情報は紙にもバックアップしておくのがおすすめです。

まずは1ページから。今日書けることから始めよう

エンディングノートと一緒に、保険や相続の「お金の整理」も始めませんか?

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