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「エンディングノート」と聞くと、まだ先のことと感じるかもしれません。しかし50代こそ書き始めるベストタイミングです。

内閣府の調査によると、終活の認知度は96%に達する一方、実際にエンディングノートを書いた人は20%未満。「書きたいけど、何から始めればいいかわからない」という方が大半です。

この記事では、50代から始めるエンディングノートの書き方・書くべき項目・挫折しないコツを完全解説。無料テンプレートの紹介から、エンディングノートと一緒にやるべき保険・相続・不動産のお金の整理まで、実践的な情報をお届けします。

エンディングノートとは?遺言書との違い

エンディングノート 遺言書
法的効力 なし あり
内容 自分の希望・情報を自由に記録 財産分配の指定
書式 自由(何でもOK) 法律で定められた書式
費用 0円〜1,500円程度 公正証書の場合 数万円
変更 いつでも自由に修正可能 再作成が必要
補足

エンディングノートは遺言書の代わりにはなりませんが、遺言書を作成するための「下書き」としても活用できます。まずはエンディングノートで情報を整理し、必要に応じて正式な遺言書を作成するのがおすすめです。相続に関する詳しい情報は「相続の無料相談サービス比較」も参考にしてください。

50代で書き始めるべき3つの理由

① 体力・判断力が十分なうちに整理できる

膨大な情報を整理するには時間と気力が必要です。70代・80代になってからでは書くこと自体が負担に。50代なら余裕を持って取り組めます

実際に、エンディングノートを書いた方の多くが「50代のうちに書き始めてよかった」と感じています。文字を書く体力、過去の記憶をたどる力、金融機関への問い合わせをする行動力 — すべてが50代のうちが最もスムーズです。

② 自分の人生を振り返る良い機会になる

エンディングノートを書く過程で「これからの10年をどう生きたいか」を考えるきっかけになります。終活は「終わり」ではなく「これから」を考える活動です。

子育てが一段落し、定年退職が視野に入る50代こそ、自分の人生の棚卸しに最適なタイミング。趣味、人間関係、キャリアの振り返りが、次の10年の充実した生活設計につながります。

③ 家族が困らないための情報共有ができる

銀行口座、保険、デジタルアカウント…。本人以外は把握していない情報が山ほどあります。万が一のとき、家族が「何もわからない」状況を防ぐことができます。

特に保険の証券情報は、本人しか把握していないケースがほとんど。「どの保険会社に何の保険に入っているか」を家族が調べるのは非常に困難です。保険の見直しと一緒にエンディングノートに記録しておくと安心です。→ 50代の保険見直しにおすすめの無料相談サービス5選

書くべき項目一覧

以下のチェックリストを参考に、書ける項目から始めましょう。一度に全部書く必要はありません。

📋 基本情報

  • 氏名・生年月日・血液型
  • 本籍地・現住所
  • マイナンバー(保管場所のみ記載)
  • 運転免許証・パスポート番号

💰 お金・資産の情報

  • 銀行口座一覧(銀行名・支店・口座番号)
  • クレジットカード一覧
  • 証券口座(iDeCo新NISA含む)
  • 生命保険・医療保険の証券情報
  • 不動産の情報(→不動産一括査定で現在価値を把握)
  • 借入金・ローンの有無
  • 年金手帳の保管場所

🏥 医療・介護の希望

医療・介護セクションのポイント

「延命治療を望むか望まないか」は、家族にとって最も判断に迷う項目の一つです。「どんな状態になったらどうしてほしいか」をできるだけ具体的に書いておくと、家族の精神的負担が大きく軽減されます。

⛩️ 葬儀・お墓の希望

  • 葬儀の形式(家族葬・一般葬 etc.)— 葬儀費用の相場も確認
  • 葬儀社の希望(あれば)
  • 遺影に使ってほしい写真
  • お墓の有無・希望(散骨・樹木葬 etc.)— お墓の種類と費用
  • 葬儀に呼んでほしい人のリスト
  • 葬儀費用の準備状況(保険・貯蓄等)

📱 デジタル情報

  • スマホ・PCのパスワード
  • メールアカウント
  • SNSアカウント(Facebook、LINE等)
  • 有料サブスクリプション一覧
  • 写真・データの保管場所

💌 大切な人へのメッセージ

  • 配偶者へのメッセージ
  • 子どもへのメッセージ
  • 友人・知人への連絡先リスト
注意

パスワードや暗証番号を書く場合は、ノートの保管場所を家族に伝え、安全な場所に保管してください。金庫や施錠できる引き出しがおすすめです。

挫折しない書き方のコツ

① 完璧を目指さない

全項目を一気に埋めようとすると挫折します。「今日は銀行口座だけ」「来週は保険だけ」と小分けにするのがコツ。

② 鉛筆で書く(修正前提で)

エンディングノートは「書いたら終わり」ではなく、定期的に更新するもの。修正しやすいよう、鉛筆やフリクションペンで書くのがおすすめです。

③ 年に1回「見直しの日」を決める

誕生日や正月など、年に1回は見直す日を決めておくと最新の状態を保てます。

おすすめエンディングノート 比較

商品名 価格 ページ数 特徴 おすすめ度
コクヨ エンディングノート
「もしもの時に役立つノート」
約1,200円 64ページ 項目が多く網羅的。ディスク収納ポケット付き ⭐⭐⭐
はじめてのエンディングノート
(学研)
約1,000円 80ページ 書き方ガイド付きで初心者向け ⭐⭐⭐
自分史年表+
エンディングノート(DAISO)
110円 32ページ 必要最低限。まずお試しで始めたい方に ⭐⭐
無料テンプレート
(自治体・NPO配布)
無料 様々 PDFダウンロード。お住まいの市区町村HPを確認 ⭐⭐
おすすめ

最初はDAISOの110円ノートでお試し → 本格的に書くならコクヨの「もしもの時に役立つノート」がベスト。項目が体系的に整理されていて書きやすいです。

デジタル遺品の整理方法

デジタル遺品とは?

スマホ、PC、ネット上に残る個人の情報やアカウントのこと。放置すると不正利用のリスクや、有料サービスの課金が続く問題があります。

整理すべきデジタル遺品リスト

カテゴリ 具体例 対策
金融関連 ネット銀行、証券口座、暗号資産 アカウント情報をノートに記載
SNS Facebook、X、Instagram、LINE 追悼アカウント設定 or 削除方法を明記
サブスク Netflix、Spotify、Adobe等 一覧を作成。解約方法をメモ
写真・動画 Google Photos、iCloud 大切なデータの保管場所を共有
スマホ ロック解除パスコード 信頼できる家族に伝えておく

エンディングノートと一緒にやるべきお金の整理

エンディングノートを書き始めると、「お金周りの整理が必要」と気づく方がほとんどです。ノートと並行して以下の整理をしておくと、より実践的な「もしもの備え」になります。

1. 保険の見直し — 今の保険は本当に必要?

50代は子育てが終わり、保険を最適化する最後のチャンスです。不要な死亡保障を減らし、医療保険・がん保険・介護保険に重点を移すことで、月1万円以上の節約ができるケースも。保険の証券情報をノートに書くタイミングで、見直しも一緒にやってしまいましょう。

50代の保険見直しにおすすめの無料相談サービス5選

2. 相続の準備 — 遺言書の作成を検討

エンディングノートには法的効力がないため、財産分配に関しては別途遺言書の作成が必要です。特に不動産や株式がある場合は、相続のプロに相談しておくとスムーズです。

相続の無料相談はどこがいい?おすすめサービス比較

3. 不動産の現在価値を把握

自宅や実家の不動産がある場合、「今いくらなのか」を把握しておくと、相続や老後の資金計画に役立ちます。無料の一括査定サービスを利用すれば、自宅にいながら複数社の査定額を比較できます。

不動産一括査定サービスおすすめ比較

4. 老後資金の見直し

エンディングノートに資産情報を書く過程で、「老後の資金は足りるのか」が気になる方も多いはず。iDeCoや新NISAを活用した資産形成は50代からでも遅くありません。

老後資金・資産設計ガイド

よくある質問

    エンディングノートは何歳から書くべき?

    早ければ早いほど良いですが、現実的には50代がベストタイミングです。子どもの独立、親の介護・相続など、人生の転換期にあたり、整理すべき情報が具体的になります。

    家族に見せるべき?

    「ノートの存在と保管場所」は必ず家族に伝えましょう。内容を全部見せる必要はありませんが、医療・お金の情報は共有しておくと万が一の際に助かります。

    アプリでもいい?紙でなければダメ?

    アプリでも構いません。ただし、スマホのロック解除ができないと中身を見られないリスクがあります。金融情報は紙にもバックアップしておくのがおすすめです。

    エンディングノートと遺言書、両方書くべき?

    理想は両方です。エンディングノートは「情報と想いの記録」、遺言書は「法的効力のある財産分配の指示」。まずエンディングノートで情報を整理し、その内容をもとに遺言書を作成すると効率的です。

    一人暮らし(おひとりさま)の場合、誰に伝えればいい?

    信頼できる友人、甥・姪、弁護士、行政書士など。死後事務委任契約を結んでおくと、お一人でも安心です。→ おひとりさまの終活ガイド

    保険の情報はどこまで書けばいい?

    最低限、保険会社名・保険の種類・証券番号・担当者の連絡先を記載しましょう。保険金額や受取人名まで書いておくとさらに安心です。この機会に保険の見直しもおすすめします。→ 保険見直しガイド

まずは1ページから。今日書けることから始めよう

エンディングノートと一緒に、保険や相続の「お金の整理」も始めませんか?

🛡️ 保険の見直しはこちら →

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